F-2戦闘機をつくる《第18号》冊子編
第18号の冊子
皆さんこんにちは!がっちです。
早速今号の冊子を紹介して参りましょう!
今号も組立工程が極少だったので4記事になります。
F-2の全貌
『<F-2の運用>第3航空団の歴史』と題し、1957年に発足された第3航空団の歴史について語られています。同航空団はノースアメリカン社製F-86Dを装備するために編成された航空団なのだそうで、本シリーズで組み立てているF-2戦闘機568号機が所属する第8飛行隊も一時所属していました。
発足以後はF-104J、F-2を経て現在はF-35のみで編成されている、単一機種の運用に特化して操縦・戦術技術の発展に寄与している航空団とのことでした。
航空自衛隊の基礎知識
『パイロットという仕事①』と題して戦闘機パイロットに求められる能力について語られています。
航空機を手足のように自在に操る操縦技術はもちろんのこと、領空・領海侵犯などの有事の際には接近して警戒しながら退去勧告を行う措置行動を行わなければならず、それに従わなければ進行の阻止・撃破をする必要があるので、日頃から空中戦闘の訓練は欠かせないのだそうです。
ここまでは我々一般市民にも容易に想像がつく内容なので、次回以降の内容に期待ですね。
JASDFパーフェクトガイド
『基地を護る警備犬』と題し、航空自衛隊に従事する警備犬について解説されています。警察系は良く耳にしますが、自衛隊にも配備されているのは知りませんでした。
以前は陸上自衛隊にも配備されていたそうですが、現在は空自と海自にのみ配備されていて、主に基地内の警備に当っているそうです。
地震など大規模災害時に、行方不明者の捜索で「災害救助犬」が活躍する場面が報道で取り上げられることがありますが、それらも自衛隊の警備犬が派遣されたものなのだそうで、私達が知らないところで活躍しているのですね。
組み立てガイド
前回の記事でご紹介させて頂いた通り、今号では右主翼フラップの組み立てを行いました。
冊子の構成・編集に思うこと
さて、いつもならここで「次回予告」とさせて頂いていることなのですが、これまで冊子記事の紹介をして来た中で、気になることがあるので改めて書き綴ってみたいと思います。
以前にも書かせて頂いたことでもあるのですが、本シリーズの冊子ではF-2戦闘機に直接関係することに留まらず、航空機の歴史や技術、空自の組織や装備についての解説記事があることから、航空機の基礎知識がない初心者の方から、筋金入りのF-2/空自ファンまで幅広くカバー出来る内容になっていることが分かるかと思います。
ここで問題になって来るのは初心者の読者に対する配慮の部分で、何の説明もなく専門用語が飛び出して来たり、旧式機の名称が何の補足もなく出て来たりして、それを知っていることが前提であるかのような文章構成だったりすることが頻繁に目に付きます。
特定の記事で前提とする知識があるのなら、その登場順で解説記事を書くなり、欄外で補足TIPSを書くなりしてくれてもバチは当たらないんじゃないのかなぁ感じるので、今後の新シリーズでは是非ご一考頂きたいと思う今日この頃です。
次回予告
次回は月イチ企画になりつつある番外編として、組み立て中のパーツの保管方法についてお話しさせて頂きたいと思います。