Gacchi’s WORKSHOP

Let's create some fun.

F-2戦闘機をつくる《第30号》組立編

空自驚異のメカニズム!

 皆さんこんにちは!がっちです。

 機体下部の組み立て第7回となる今回は、ランディングギアを可動させるためのギアボックスを組み立てる工程が中心となります。

 ギアボックスと言えば第6号(後編)でもキャノピーを可動させるためのギアボックスを組み立てていますが、今回はそれよりも少し大掛かりな機構になっており、ミニ四駆の組み立てを彷彿とさせられます。

開封の儀

第30号の冊子と付属パーツ

 ギアボックスと言うだけあって、ギアパーツと、ボックスを構成する樹脂パーツ、回転軸となる金属パーツ、ビスが付属します。これらがどのように動作するのか、組み立て前から想像力が掻き立てられますね。

今回使用するツール

 ビス止めの為のドライバー、樹脂パーツのバリ・ゲート処理の為のヤスリ、各種ギアのグリスアップ用のグリスを使用します。

組み立て

<組み立てガイド>

事前準備

 まずは毎度お馴染みになりました、樹脂パーツのバリやゲート跡にヤスリがけをしてしまいます。今回は特に機械動作をするギアボックスに係わるパーツですので、バリやゲート跡が残っていることでパーツ同士の合わせ目に隙間が出来てしまうと、動作不良の原因になりかねません。慎重に処理しておきましょう。

1⃣ギアボックスを組み立てる

工程①~②

 「30-4 ギアボックス4」に「BPネジ」3本を使って「30-5 ギアボックス5」を組み付けます。

工程③~④

 工程②で組み立てたパーツに「BPネジ」3本を使って「30-3 ギアボックス3」を組み付けます。

工程⑤~⑥

 工程④で組み立てたパーツに四角柱上の金属パーツ「30-9 ギアボックスパーツ2」を差し込み、片方の先端に「30-7 ギア」を組み付けます。この時、それぞれのパーツには向きの指定がありますので、組み立てガイドの図解を参考に間違えないよう組み立てましょう。

工程⑦~⑨

 工程⑥で組み立てたパーツの指定位置に「30-6 ウォームシャフト」を嵌め込み、「APネジ」3本を使って「30-2 ギアボックス2」を組み付けます。

 またこの時、各ギアの歯の部分にFグリスを使ってグリスアップしてやりましょう。

工程⑩~⑫

 工程⑨で組み立てたパーツの軸部分に「30-7 ギア」を向きに気をつけて嵌め込み、その歯に噛み合わせるように「30-8 ギアボックスパーツ1」を組み付け、「APネジ」5本を使って「30-1 ギアボックス1」で蓋をします。

 この時も先程同様に、各ギアの歯の部分にFグリスをつかってグリスアップしてやりましょう。

完成!

 そうして完成した第30号のパーツがこちらです。

なんだか、メカメカしいパーツが出来上がりました。

 機首部分のランディングギアは結構繊細な動きをする割に、なかなかにワイルドな部品構成な気がしますね。今はただ、正常に動いてくれることを祈るばかりです。

次回予告

 次回は、第31号の組み立てをご紹介したいと思いますので、お楽しみに!