Gacchi’s WORKSHOP

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F-2戦闘機をつくる《第6号》組立編 -後編-

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代替パーツ到着!第6号作業再開です!

 皆さんこんにちは!がっちです。

 前回の記事でパーツを紛失すると言う大失態(構造的な問題もあるので、100%私の失態とも言い切れないような気もしますが…)をやらかし、すっかり意気消沈していましたが、デアゴスティーニさんに請求したパーツが届きましたので、気を取り直して作業を再開させたいと思います。

 また、パーツ請求の流れについては、後ほど番外編としてご紹介したいと思いますので、そちらも参考にして頂ければ幸いです。

組み立て(後編)

第5号 1⃣コクピットを組み立てる 工程⑧・⑨の問題の対処

 まずは今回、紛失したモニター3のクリアパーツとディスプレイ画像パーツについて、「上から差し込むだけのパーツが収まったものを、ひっくり返したら当然脱落する」と言う、小学生でもわかる万有引力の法則を無視した組み立て構造に問題があるのがそもそもの原因なので、「だったら落ちないように蓋をしてやれ」と言うド直球な発想で対処します。

 ディスプレイ画像1~3が収められていた枠の不要な部分を適当なサイズに切り出し、「5-11 モニター3」と「5-8 ディスプレイ画像」パーツをセットした上部に「ハイグレード模型用」接着剤で貼り付けることで蓋をして、同パーツが外れないようにしてみました。

 ※ 他の3箇所のモニターは組み付けるパーツで蓋がされるので落ちることはないようです。(何故モニター3の部分だけノーガード戦法にしたのか…)

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モニター3パーツ部分に蓋をします。

 そして更に、二度とパーツ紛失を起こしたくないので、少しでもその可能性が下がるならと、こんな用品を導入してみました。

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色々工夫が凝らされていて使えそうです。

 シリコン製の作業マットです。本来は電子回路制作用でハンダごてでも溶けたりしない熱に強いのが売りの商品ですが、工具や小さな部品を一次的においておける枠があったり、作業エリアの外周も1段高くなっていたりで紛失防止に一役買いそうな予感がして導入してみました。

 サイズや枠のレイアウト、色など様々なタイプがあるようですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

2⃣ コクピットを組み立てる(前回の続き)

 さて、ここからようやく前回の続きに復帰出来ることになりました。
 コクピットブロックを機体パーツに組み付けることになるわけですが、ネジを締めずにHUDを仮置きした状態でモニター画面のLEDのみを点灯してみると…

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HUDに白い光が漏れています。

 HUDも仄かに白く光っていることがわかると思います。モニター画面用のLEDの光がHUD側に漏れているから起こる症状ですね。

 これを解消するために一工夫してみましょう。

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光が漏れる原因となっている切り欠き部分をアルミホイルで塞ぎます。

 写真の赤枠で囲った部分にLEDのコードを通す為の切り欠きがあるかと思いますが、そこからモニター画面用の白色LEDの光が入り込んでHUDに漏れてしまっているので、アルミホイルを小さく切って切り欠き部分を塞ぐように押し込んでやります。

 完璧ではないかも知れませんが、これで大分解消されるかと思います。
 また下の写真のようにアルミホイルで包んでやると、HUDへの光の漏れを更に防ぎながら内部で白色LEDの光を乱反射が起こり、モニター画面の明るさを増すことが出来ます。

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アルミホイルでモニター画面の明るさアップ!

 アルミホイルを被せた後の状態はこんな感じです。

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HUDへの光の漏れが抑えられ、モニター画面が一覧明るくなりました。

 写真では分かりにくいかも知れませんが、目に見えてモニター画面が明るくなり、HUDの光りも随分抑えられたと思います。

 ご家庭にあるもので手軽に改修出来るものなのでお勧めです。 

3⃣ 機体を組み立てる

 編隊灯を組み付けて行きます。

 「6-1 ライトカバー右」、「6-2 ライトカバー右」にケーブルの向き(後方に流すよう)に気を付けながら「6-3 LEDライト」を取り付け、それぞれを機体パーツに組み付けて行きます。ライトカバーは左右の指定があるので間違わないように気を付けて下さい。(間違っていたら取り付けることが出来ないかとは思いますが、念のため)

4⃣ キャノピーの開閉機構を組み立てる

 男の子がワクワクするギヤ(歯車)とモーターによる可動機構の組み込みです。

 特に難しい工程はありませんが、一点だけ手を加えられる要素としてギヤ部分へのグリスアップ(注油)があります。

 ただし、普通の潤滑油ですとギヤが樹脂製の場合は劣化していまいますので、樹脂ギアに適したグリスを使う必要があります。その点において樹脂製ギヤを使用しているミニ四駆用のグリスが最適ですのでお勧めです。

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樹脂制のギヤにはミニ四駆グリスが最適です。

 塗料皿など適当なものに少量のグリスを出し、要らなくなった筆や爪楊枝などでギア同士が擦れる部分にグリスを塗布してあげましょう。

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ギヤ同士が擦れる部分にグリスを塗布してやります。

 こうすることで動きがスムーズになったり、駆動音を抑えることが出来ます。

5⃣ キャノピーを取り付ける

 この工程については、後ほどキャノピーパーツを3つ纏めてパーティングライン消しと研ぎ出しの作業を行うので今回は行いません。

完成!

 そうして出来上がった第6号の完成状態がこちらです。

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今回は内側の工程だったので見た目的にはあまり変化がありません。

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裏面はこんな感じに。

 外観的には大きな変化はありませんが、中身が少しずつ詰まって来ることで「機械を組み立てている」感覚が増して楽しくなって来ますね。

次回予告

 次回は、第6号の冊子の内容をご紹介したいと思います。

 この度の紛失騒ぎで4週分ほど遅れが出てしまっているので、出来るだけ早く挽回すべくハイペースで更新していくつもりです。頑張ります!