F-2戦闘機をつくる《第5号》組立編
苦難の第5号
皆さんこんにちは!がっちです。
今号は「コクピットを組み立てる②」と言うことで、コンソール周りの組み立てになるようですが、前号(第4号)冊子内の「次号予告」から、相当細かいパーツが見て取れました。
恐らくこの第5号の組み立ては結構な苦難が待ち受けていることかと思います。
覚悟を決めて組み立てて行きましょう!
開封の儀(大失敗)
第4号に引き続き、今号の梱包も更に薄い外観になっています。
あまりの薄さに不安を感じなくもないですが、今号のパーツ構成的には妥当なサイズなのかも知れません。
そして、ここで一つ大失敗をしていまいました…。
肝心な今号のパーツを並べた写真を撮るのを忘れていました。大変申し訳ございません。
なので、今回のみ冊子からの引用でご勘弁下さい。
非常に細かいパーツだらけですね。老眼が始まっている身としては、恐怖を感じるほどです。
今回使用するツール
- ドライバー
- ヤスリ
- ソフトチップピンセット
- ABS接着剤
今回は、とにかく細かいパーツを削る工程が多いのでヤスリが重要になってきます。
私は日頃のガンプラ制作でも使用しているヤスリ、GUNPRIMER社の「RASER PLUS」を「F-2戦闘機をつくる」でも使用しています。パーツにヤスリ跡が付きにくいので塗装しないキットや、こういったパートワーククラフトの際には非常に重宝します。
国内販売代理店の「G PARTS」さんで取り扱っていますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
(非常に人気の商品なのでなかなか手に入らないかも知れませんが、根気よくトライすれば入手も不可能ではないと思います)
組み立て
<公式組み立てガイド>
事前準備
まずは毎度のお約束となりました同梱パーツのチェックを行います。
今回は殆どが樹脂パーツですので、ゲート跡やバリは事前にヤスリで処理しておきましょう。
また、組み立てガイドには囲みのコメントでさらっと書かれていますが、組み込んでから不良品とわかると悲惨なことになるので、「5-12 LEDライト1」&「5-13 LEDライト2」の点灯テストは組み立て前に必ず行って下さいね。
工程①~③
各ABS製の樹脂パーツをABS接着剤を使って接着してやります。
もやは組み立てガイドの「はめ込みが緩い場合は~」は、「必ず接着して下さい」と解釈した方が早いくらいに「はめ込みが緩くない」ケースはないですね。
工程④
まず、工程③で組み立てたパーツに「5-9 モニター1」を組み立てガイド通りにはめ込もうとすると、横幅が大きすぎて全く入らないことが分かるかと思います。
(「個体差」で済むサイズ差じゃなかったので、皆さんのパーツも恐らく同じかと思うのですが、そうじゃなかったら読み飛ばして下さい)
はめ込み箇所に差し込めるようになるまで、削って・試してを繰り返して削りすぎないように注意しながら幅調整をしてやります。
その後、組立図の欄外にひっそりと書かれている通り、透明な「5-9 モニター1」パーツには保護フィルムが貼られているので、剥がしてからはめ込みます。
工程⑤
工程④のパーツに、2種類から選ぶ「5-8 ディスプレイ画像」パーツをはめ込む工程になりますが、こちらもモニターパーツ同様に全くサイズがあっていないので、両サイドをヤスリで削り込んでやる必要があります。
この後のディスプレイ画像パーツを使う工程でも同様に、
「5-n には取り出しやすいように切り込みが入っています。一部繋がっている部分をハサミでカットしましょう」
と言う記載がありますが、日本語として全く意味不明ですね。
切り込みが取り出しやすさに全く貢献していませんし、カットする工程を増やしているので、パーツ製造上の都合出そうなっているとしか思えません。事実を捻じ曲げて伝えるのは消費者に不信と不安を抱かせるだけなのでやめた方が良いと思います。
工程⑩でも同様に2種類のディスプレイ画像の図柄から選ぶことになるのですが、ガイドブックにはそれぞれの図柄の意味も、向きの指定も書いていないので、どの画像をどの向きではめ込むべきかはサッパリ分かりません。
(これこそ冊子の記事にして解説すべきだったのではないでしょうか…)
知識のない私が適当にディスプレイ画像の図柄と向きを選択して「本来その表示はありえない」と言う形になっても嫌なので、私は組み立てガイドの工程⑪の図解通りにはめ込むことにしました。(組み立てガイドの表記が誤っていたらそれまでですがw)
工程⑥
工程⑤のパーツと「5-5ディスプレイベース2 」をビス止めします。
工程⑦
再び接着工程ですね。
工程②もそうでしたが、接着剤を塗布した面に対し、相手パーツの接着箇所をすり合わせるような形の接着(ここ、もう少しどうにかならなかったのかと思いますが)なので、少しでも接着剤の量が多いと、すり合わせることで接着剤がはみ出てしまう現象が起きやすくなっています。
力の加わる箇所でもないので、くれぐれも接着剤を付け過ぎないようにお気をつけ下さい。
工程⑧~⑩
工程④、⑤と同じく、モニターパーツとディスプレイ画像パーツをはめ込む工程になります。こちらもサイズが全く合っていないのでヤスリで削って調整してからはめ込みましょう。
工程⑪
一通り組み込んだ状態がこの写真です。左下のモニターが隠れて見にくくなっていますが、組み立てガイドの工程⑪の図解通りにはめ込んでいます。
工程⑫
工程⑪までで組み上げたコンソールをビス止めします。
工程⑬
ここも不親切極まりないことに特に記載はありませんが、「5-12 LEDライト1」のLEDが付いている側の先端をLEDの面が上を向くようにはめ込みます。
(ところで、このベースとなるパーツ「2-6 コクピットパーツ3」の形状が組み立てガイドの図解と違っているのは私のものだけなのでしょうか…。)
工程⑭
工程⑬までで組み上げたコンソールに「5-13 LEDライト2」を組み付けます。
この時、LEDライト2の基盤パーツにある切り欠きにLEDライト1の配線をくぐらせるように組み付けます。
工程⑮
「5-7 コクピットベース」をAPネジでビス止めします。
完成!
そうして出来上がった第5号の完成状態がこちらです。
コクピットブロックとして、大分それらしい形になって来たのではないでしょうか。
今号は、ひたすら細かいパーツを削ってサイズ調整をしていた作業でしたね。
調整の度合いによってはパーツが外れやすくなっている箇所もあり、小さい透明パーツなどは気づかないうちに外れて紛失してしまうことが考えられます。
それだけは何としても阻止したいので、コクピットブロック前方をマスキングテープで養生し、万が一パーツが外れても大丈夫なようにしました。
(そもそも今号でここを塞ぐ工程まで進めるようにしてくれていれば、こんな心配をしなくてもいいんですけどね)
次号予告
次回は、第5号の冊子の内容をご紹介したいと思います。
同時進行でエルデの王を目指しているので、サクサクっと書いて行きたいと思います!