Gacchi’s WORKSHOP

Let's create some fun.

F-2戦闘機をつくる《第28号》組立編

ギアダウン!

 皆さんこんにちは!がっちです。

 機体下部の組み立て第5回となる今回は、新たにランディングギアを組み立てる工程となります。

 前回の電飾配線に勝るとも劣らない細かい作業になりますので、パーツ紛失に注意しながら組み立てて行きましょう。

開封の儀

第28号の冊子と付属パーツ

 ランディングギアの特徴的なタイヤパーツを始め、非常に小さいパーツのみで構成されていますね。

今回使用するツール

 今回は樹脂パーツをタイヤ(ゴム素材)に接着することになるので異素材接着のための万能接着剤、樹脂パーツをランナーから切り離す為のニッパー、バリ・ゲート処理の為のヤスリを使用します。

 加えて今回は、スミ入れにコピックモデラーの0.02mmマーカー(ウォームグレー)を使用します。これは、いつものようにエナメルのスミ入れ塗料を使用すると、何kgもの機体の荷重が掛かる樹脂製のランディングギアパーツが割れる恐れがあるためです。

(そもそも、この細い樹脂製のランディングギアの時点でコロ走行どころか自重すら支えきれずに、台座に載せっぱなしにすることが前提である可能性も十分にあり得るのですが…)

組み立て

<組み立てガイド>

事前準備

 今回も予め、樹脂パーツをランナーから切り離して、バリやゲート跡にヤスリがけをしてしまいましょう。

 また、白い樹脂製パーツにはコピックモデラーでスミ入れをしておきます。

コピックモデラーは、マーカーでありながらシャープな線が引けるので好みです。

1⃣ランディングギアを組み立てる

工程①~②

 「28-4 シャフト」に「28-8 ピン2」を2本使って「28-3 ランディングギア3」を組み付けます。この時、「28-3 ランディングギア3」の向きに気をつけましょう。

 また、「28-3 ランディングギア3」には3箇所のヒンジがありますが、同パーツ自体は可動せず組み立てで差し込んだ「28-8 ピン2」は抜け落ちて紛失する恐れがあるので、万能接着剤で固定してしまうと良いかも知れません。

ピンの紛失が怖いので、私は接着してしまいました。
工程③~④

 「28-6 タイヤ」を「28-5a ホイール1」と「28-5b ホイール2」で挟み込むように万能接着剤で接着します。この時、ホイールにはオモテウラがあるので、組み立てガイドを参考に間違えないように組み付けましょう。

工程⑤~⑥

 工程②で組み立てたシャフトパーツに工程④で組み立てたホイールを「28-7 ピン1」を使って組み付けます。

工程⑦~⑩

 工程⑥で組み立てたシャフトパーツに「28-2 ランディングギア2」の後に「28-1 ランディングギア1」を組み付け、最後に「28-9 ギア」を「BPネジ」で組み付けます。

 「28-2 ランディングギア2」と「28-1 ランディングギア1」には組み付ける向きがありますので、組み立てガイドを参考に間違えないように組み付けましょう。

完成!

 第28号の工程が完了すると、このような形になります。

サスペンションのシルバー塗装がチープ過ぎますね。

 …といいたいところですが、実機ではギラギラした金属感が出ているサスペンション部分ですが、このパーツではシルバー塗装のチープさと塗りムラばかりが目立ってしまってあまりにも酷いですね。子供の玩具のようで、とても総額ン万の商品とは思えません。

 飛行中は機体内に格納されていて見えないランディングギアですが、見えないところのお洒落も重要ですので、ここではエアインテイクでも使用したハセガワ社さんの極薄シールであるフィニッシュシリーズの中から「ミラーフィニッシュ」を使用し、サスペンションの金属表現をしてみたいと思います。

 こちらを3mm幅、12mmの長さに切り出し、フィニッシュ軟化剤をサスペンション部分塗ってから巻くようにして貼り付けてみます。

ランディングとしての説得力が一気に上がりました。

 どうです?ミラーフィニッシュを貼ったことで、サスペンションの説得力が一気に上がったように見えるのではないでしょうか?

 今号のもともとのパーツ構成の時点でとても値段に見合う内容ではないので、最初からミラーフィニッシュのようなメッキシールを付け頂いてもバチは当たらないと思うのですが…。

次回予告

 次回は、第29号の組み立てをご紹介したいと思いますので、お楽しみに!