Gacchi’s WORKSHOP

Let's create some fun.

F-2戦闘機をつくる《第29号》組立編

切っては貼り、切っては貼り…

 皆さんこんにちは!がっちです。

 機体下部の組み立て第6回となる今回は、ランディングギアのベース部分を組み立てる工程が中心となります。

 ランディングギアが収納されるベース部分に装飾パーツをランナーから切り離しては接着して行くことの繰り返しになりますので、工程としてはかなり地味なものになるかと思います。

開封の儀

第29号の冊子と付属パーツ

 小さなランナーが3つ、切り離された状態の樹脂パーツが3つ金属製のピンが2つ付属しています。ランナーパーツは結構な確率で後から塗装をしていますが、1ランナー構成にして、成型色を工夫して後から塗装しなくて済むようにしたら、もっとコスト削減になったんじゃないのか?と思いたくなりますね。

今回使用するツール

  • ABS接着剤
  • 万能接着剤
  • ニッパー
  • ヤスリ
  • コピックモデラー 0.02 (ウォームグレー スミ入れ用)

 今回は樹脂パーツの接着に使用するABS接着剤、ピンの接着に使用する万能接着剤、樹脂パーツをランナーから切り離す為のニッパー、バリ・ゲート処理の為のヤスリを使用します。

 前回から引き続き、ランディングギア周りのスミ入れの色合いを統一させる為にコピックモデラーの0.02mmマーカー(ウォームグレー)を使用します。

組み立て

<組み立てガイド>

事前準備

 今回も予め、樹脂パーツをランナーから切り離して、バリやゲート跡にヤスリがけをしてしまいましょう。

 また、白い樹脂製パーツにはコピックモデラーでスミ入れをしておきます。

 参考までにコピックモデラー 0.02 (ウォームグレー)でのスミ入れの効果をお見せしておこうかと思います。

スミ入れ前

スミ入れ後

 線のシャープさと、白いパーツに対する色味の自然さがお分かり頂けるかと思います。

1⃣ランディングギアのベースを組み立てる

工程①

 「29-1 ランディングギアベース」に「29-3 ランディングギアパーツ3」をABS接着剤を用いて接着します。

💬 Column
 組み立てガイドにおける「29-1 ランディングギアベース」の図解において、実際のパーツや「組み立てガイド動画」とは形状が異なる(パーツ下部に内側へ伸びる突起がある)記載になっていますが、特にガイド中にはその旨の記載がありません。
 今後の組み立てへの影響の有無が不明ですが…釈明が欲しいところですね。
工程②~③

 工程①で組み立てたランディングギアベースに「29-2a ランディングパーツ1」2つをABS接着剤を用いて接着します。またその際、組み立てガイドに記載がある通り、図解で言う上部の穴から順に組み立てると接着しやすいかと思います。

工程④~⑤

 工程③で組み立てたランディングギアベースに「29-5b ランディングパーツ5」をABS接着剤を用いて接着し、続いて「29-4 ランディングギアパーツ4」を接着します。後者には向きがあるので、組み立てガイドを参考に間違えないように組み付けましょう。

工程⑥~⑦

 工程⑤で組み立てたランディングギアベースに「29-5a ランディングパーツ(短)」をABS接着剤を用いて接着します。その後、「29-5c ランディングパーツ(長)」を接着します。

工程⑧~⑨

 工程⑦で組み立てたランディングギアベース5に「29-6a ランディングパーツ6」をABS接着剤を用いて接着します。その後、「29-6b ランディングパーツ7」を接着します。

工程⑩~⑪

  工程⑨で組み立てたランディングギアベースの2箇所の穴に「29-7 ピン」を万能接着剤を用いて接着します。その際、ランディングギアベースの側面に接着するピンは、外側から差し込むよう方向指定がありますので、気をつけましょう。

完成!

 そうして完成した第29号のパーツがこちらです。

色々装飾を追加しましたが…地味ですね。

 色々手間を掛けたわりに、地味な変化ですよね。

 …と言うかコレ、単純に左右側面を別パーツ化することで、こんなに細かくちまちま貼り付ける工程は必要はなくなったんじゃ…?と思ってしまいます。

 やはり、どうせコスト的・構造的・設計技術的に実機の完全再現することが不可能なら、下手な航空ジャーナリストに監修させるよりも、模型設計のエキスパートに監修させた方が良かったんじゃないですかね。

次回予告

 次回は、第30号の組み立てをご紹介したいと思いますので、お楽しみに!