Gacchi’s WORKSHOP

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F-2戦闘機をつくる《第20号》組立編

冊子編は連載打ち切りへ

 皆さんこんにちは!がっちです。

 前回の予告から予定を変更して第20号の組立編をお届けさせて頂き、冒頭からちょっとネガティブな見出しで書き始める形となってしまいました。

 以前にも触れたように自分でも「おそらく冊子編の記事は需要がないのだろうなぁ」と薄々思っていたのですがアクセス解析からもその事実の裏付けが取れてしまったので、これはいよいよ継続する意味がないだけでなく、「冊子記事を書かないと次へ進めない」と言う強迫観念から来る足枷になってしまっているので、ひと思いに打ち切ることを決めました。

 今後は組立記事を中心に、クローズアップしたいテクニックやノウハウは別途「番外編」にするなど身軽な体制で進めて行こうと思いますので、少しはペースアップ出来るかと思います。

 今後とも引き続きよろしくお願い致します!

開封の儀

第20号の冊子と付属パーツ

 今号は、フラッペロン、主翼裏面のビス隠し、主翼後部アンテナのパーツが付属となっています。第14号の左右逆パターンですね。

今回使用するツール

  • ニッパー
  • ヤスリ
  • ABS接着剤
  • スミ入れセット(塗料、エナメル溶剤、綿棒、ティッシュ

 今回は樹脂パーツ同士の接着がメインになりますので、ランナーから切り離すためのニッパー、事前準備のバリ取り&ゲート跡処理用のヤスリと、パーツ同士を接着する為のABS接着剤、それから同時進行でスミ入れをする為のスミ入れセットを用意します。

組み立て

今回から、公式の組み立てガイド動画を埋め込みますので、宜しかったら参考になさってみて下さい。(過去の組み立て紹介記事にも全て反映させています)

<公式組み立てガイド>

事前準備

 樹脂パーツである「20-1 左フラッペロン下部」と「20-2 左フラッペロン上部」、ランナーから切り離した「20-3a ネジカバー1」~「20-3c ネジカバー3」はバリやゲート跡がありますので、事前にヤスリで処理をしておきましょう。

 また、モールドのあるパーツはスミ入れを先にしてしまうと後が楽になります。

1⃣左主翼後縁を組み立てる

工程①

 「20-2 左フラッペロン上部」のダボ穴にABS接着剤を塗り「20-1 左フラッペロン下部」を張り合わせます。長いパーツは歪んで隙間が出来やすいので、接着剤が固まるまでマスキングテープなどでしっかりと固定して隙間が出来ないようにしましょう。

 合わせ目に目立つ段差が出来てしまった際にはヤスリで整えて目立たなくするのもアリかと思います。

 

接着したパーツは隙間が出来ないよう、マスキングテープで固定して乾燥させます。
工程②

 右主翼裏側のネジ締めした箇所を「20-3a ネジカバー1」~「20-3c ネジカバー3」で塞ぎます。

ネジカバーの質感・色感が若干主翼裏面と違うのが気になりますね。

 左側の「20-3b ネジカバー2」は方向があり、上の写真のように文字の刻印がある側が翼端側になり、表面にリベット(ブツブツ)のある「20-3c ネジカバー3」が真ん中、表面が平らな「20-3a ネジカバー1」が主翼に付け根側になるので、取り付ける際は注意しましょう。

 またこの時、接着剤を付け過ぎると溢れ出たりして見た目が汚くなってしまうので、ごく少量に留めるようにしましょう。

工程③~④

 「20-5 アンテナ基部」に「20-4 アンテナ」を差し込み、それを主翼後部に取り付ける工程になりますが、この細いパーツをここで取り付けてしまうと今後の組み立て工程で引っ掛けて折ってしまったり、外れて紛失する悪夢を再び見る羽目になるのは確実なので、左主翼同様にここでは取り付けません。(おそらくは完成直前に取り付けることになると思います)

完成!

 第20号の工程が完了し、右主翼パーツを組み合わせるとこのような形になります。

主翼に続いて右主翼も完成しました!

次回予告

 次回は、第21号の組み立てをご紹介したいと思います。

 進捗としては全100号のうち20号までが完成し、全体の1/5を消化したことになります。次号からは新章として機体下部の作成になりますので、非常に楽しみです!