Gacchi’s WORKSHOP

Let's create some fun.

F-2戦闘機をつくる《第49号》組立編

機体下部を組み立てる㉕

 皆さんこんにちは!がっちです。

 機体下部の組み立て第25回となる今回は、前号に引き続き機体後部下側の外装の組み立てを行います。

 工程そのものは簡素で少ないなのですが、今号はちょっとした設計不良パーツがありました。また、第36号で組み立てたJ/AAQ-2(赤外線前方監視装置)でも設計不良があることが判明しましたので、良い機会(?)なのでそちらも併せて紹介し、今後のブログで対応の進捗をお知らせして行こうかと思います。

開封の儀

第49号の冊子と付属パーツ

 各種樹脂パーツに加え、ヒンジ用の金属品で構成されています。

 問題があるのは灰色の「49-8 アンテナパーツ」ですが、詳しくは後ほどご説明します。

今回使用するツール

  • ABS接着剤
  • ヤスリ
  • スミ入れセット(塗料、エナメル溶剤、綿棒、ティッシュ

 今回は樹脂パーツの接着に使用するABS接着剤、バリ・ゲート処理の為のヤスリ、スミ入れ用のセットを使用します。

組み立てガイド

<公式組み立てサポート動画>

 

事前準備

 今号は樹脂パーツの組み立てがありますので、ゲート跡やバリを事前に処理し、お好みに応じてスミ入れをしておきましょう。

1⃣機体下部を組み立てる

工程①~③

 「49-3 フックベース」のヒンジ部の穴と「49-4 アレスティングフック」のヒンジ部の穴が合うように差し込み、「49-9 ピン」を通して固定します。

 その後、第48号で組み立てた機体下部パーツの指定箇所にABS接着剤を使って接着します。

工程④~⑦

 工程③で組み立てた機体下部パーツの指定位置にABS接着剤を使って「49-5 機体パーツ1」、「49-6 機体パーツ2」、「49-7 機体パーツ3」、「49-8 アンテナ」を接着します。

航空力学的に素人が見ても逆なのが分かるのですが…一体何を監修されているのでしょう。
⚠ Attention
 ここで取り付ける「49-8 アンテナ」は設計ミスにより向きが逆に取り付ける形になってしまっています。デアゴスティーニさんが今後どのような対応をするかわかりませんが、不安な方は接着せずに対応の発表を待った方が良いかと思われます。
 私も一旦は接着せずに保留することにしました。
工程⑧~⑨

 工程⑦で組み立てた機体下部パーツに「49-1 補助翼1」と「49-2 補助翼2」を取り付けます。

⚠ Attention

 この時、組み立てガイドでは「接着しない」旨の記載がありますので、誤って接着してしまわないよう気をつけましょう。

完成!

 そうして完成した第49号のパーツは、このような形になります。

航空機然としたパーツで、これだけでも格好良く見えますね。

(※ 「49-8 アンテナ」パーツは接着していません)

 ベントラルフィンとアレスティングフックと言う戦闘機の特徴的パーツが収まってるパーツなだけで格好良く見えますね。

第36号の不具合パーツ

 前述の通り、第36号で組み立てたJ/AAQ-2(赤外線前方監視装置)にも不具合があります。既に組み立てた方はご存知かと思いますが、機体右側下部にJ/AAQ-2をマグネットで接続した際、下の写真で赤丸で囲ったエアインテークは本来J/AAQ-2の真下に来なければいけないところ、右側面に来てしまっています。

真下に来なければならないエアインテークが、何故か右側面に…。

 今号(第49号)でのアンテナの向きもそうですが、パーツを加工して力技で修正することは不可能ではないのですが、特殊な工具とともにある程度の技術力が求められる加工が必要になりますので、模型初心者の方にはあまりお勧めは出来ません。

(加工に失敗した際には、もう一度パーツを購入し直すなど余計な出費が更に嵩むことになりますしね…)

 そもそもこの件は純粋な設計ミスによるものなので、消費者側が一方的にリスクを背負うのではなく、販売者たるデアゴスティーニさん側から何らかのサポートを頂きたいと考えました。

 2023年2月11日の段階で、まずはデアゴスティーニさんへ不具合情報を提供した上で、こちらの要望としては修正版のパーツをご提供頂きたい旨を「お問い合わせフォーム」からお伝えしました。

 2023年2月21日になり、第49号のアンテナ向きについて確認メールが来ましたので、本日(2023年2月22日)にその回答(写真付きでの説明)を行っています。

(この件、デアゴスティーニさんは把握してなかったんですね…)

 今後もこの件の進捗についてはTwitterと本ブログの両方で皆さんと共有したいと思いますので、気になる方はチェックして見て下さい。

次回予告

 次回はいよいよ折り返しとなる第50号の組み立てをご紹介したいと思いますので、お楽しみに!