F-2戦闘機をつくる《第4号》組立編
第4号/第5号、弾着!
皆さんこんにちは!がっちです。
直送定期購読組にとっては隔週発送になって2回目の弾着ですね。前もって間が開いてしまうことが分かってはいても、「次の号はまだか!」とついつい待ち遠しくなってしまいますよね。
さて、今回は「機体右側キャノピー下」部分の制作です。
張り切って行ってみましょう!
開封の儀
今号の梱包は、厚みがない薄い外観です。
また同時に扉&窓付きボックス梱包からボール紙&外装用紙の簡易包装に変更になりました。
過去にパートワークマガジンを購読した際には10号くらいまではボックス梱包だったような気がするのですが、記憶違いをしているのかデアゴスティーニさんの体制が変わったのか…。作業には特に影響しないので気にしないことにしましょう。
今号の全パーツを並べてみました。
創刊号のパーツが機体右側だったのに対し、今回の第4号はその逆側、右側のパーツとなっています。
今回使用するツール
- ドライバー
- ヤスリ
- 通常ピンセット
- ソフトチップピンセット
- セメダイン ハイグレード模型用接着剤
- タミヤ スミ入れ塗料 ブラック
- タミヤ エナメル溶剤
- 綿棒
- ガンダムマーカーEX ニューホワイト
- 塗料皿
- 塗装用筆
今回から初登場のツールがいくつかありますね。
それぞれ使用する箇所と使用方法については工程の中でご紹介致しますが、前もって説明させて頂くべきツールとしては、ソフトチップピンセットが挙げられます。
今号の工程の中でパーツをピンセットで持って作業をする箇所があるのですが、繊細な樹脂パーツや塗装済パーツなどに傷をつけないために、先端が樹脂チップになっているソフトチップピンセットを使用しています。
また組み立ての構造上1箇所だけ「後でまとめてスミ入れ」と言うわけには行かない箇所があるので、先行してスミ入れを行っています。スミ入れのやり方については後ほど番外編として詳しくご紹介する予定です。
組み立て
<公式組み立てガイド>
事前準備
まずは同梱されているパーツをチェックしましょう。
これまでの工程でも気になっていたものではあるのですが、樹脂パーツを成型する時に出来る裏側の押し出しピンの跡が今回はかなり目立っているように思えるので処理しました。
写真に8箇所ほど見える丸く凹んだ箇所が、金型からパーツを外すための押し出しピンの跡です。そこがただ凹んでいるだけならまだ良いのですが、凹みの外周が月面のクレーターのように盛り上がってしまっていると金属パーツと合わせた時に、パーツ間に隙間が出来る原因になってしまいますので、盛り上がって出っ張っている部分だけはやすりで削り落としてしまいましょう。
「4-2 日の丸右」パーツの外側にある、ゲートから切り離した箇所の塗装が剥げて(塗装が行き渡らず)成型色の青が剥き出しになり目立ってしまっています。「4-4 機体パーツ2」に埋め込んだ際には粗方隠れて目立たなくはなるのですが、ふとした角度で塗装剥げが見えてしまったら不格好なので、リタッチすることにします。
日頃からプラモデル制作をされていて、他の塗料をお持ちであれば使い慣れたものでリタッチして頂ければ良いかと思いますが、そうでない方にはガンダムマーカーが手軽でニオイもないのでオススメです。
今回私は慎重に塗料皿にマーカーインクを出して筆塗りをしていますが、ちょっとしたレタッチなので、マーカーで直接塗っても良いかも知れません。
筆先で少量のインクを掬って、塗りたい箇所にチョンチョンと載せるイメージで塗ってやると良いかと思います。
この日の丸パーツは塗装済パーツで、通常の金属ピンセットで持つと傷が付いたり塗装が剥げてしまう恐れがあるので、ソフトチップピンセットを使用しています。
「4-10 機体パーツ3」は排気口のような形状をしていますが、開口部が成型色そのままで違和感があるのでスミ入れをしてしまいたいのですが、「4-3 機体パーツ1」にはめ込んだ後だとスミ入れがしにくくなってしまうので、ここのみ先行して行います。
穴内部の角にスミ入れ塗料の筆先を当てて塗料を流し込みましょう。
スミ入れ塗料がはみ出したりした場合には、綿棒にエナメル溶剤を染み込ませて拭き取ってやれば綺麗に取れますよ。
スミ入れ後は印象が随分変わりますね。
目立たない箇所ではあるのですが、立体物としての説得力が上がります。
ようやく事前準備が整いましたので、組み立てガイドに沿って作って行きます。
工程①
「4-2 日の丸 右」を「4-4 機体パーツ2」に貼り付けるのは創刊号と全く同じで問題なく出来るかと思います。
工程②
「4-10 機体パーツ3」を「4-3 機体パーツ1」にはめ込む工程は、「4-10 機体パーツ3」の形状が「4-3 機体パーツ1」の凹みに対して大き過ぎて、そのままでは本来の取り付け位置(凹みの奥)まではめ込むことが出来ません。
ヤスリなどで「4-10 機体パーツ3」外側の余分な部分を削り込んで上手くハマるようにしてやる必要があります。
はめ込んで見て凹みより大きくなっている部分を確認し、そこを削り込んでまたはめ込んで見る…と言う微調整を繰り返して上手く収まるようにしてみて下さい。
工程③、④
使用する両面テープも創刊号同様に扱いにくいので、仮当てで位置を確認してから慎重に貼り付けるようにしましょう。
工程⑤
工程としては第2号と似たようなビス止めなので、特に問題ないかと思います。
ただし第2号でHUDパーツを接着してしまっている場合は、この工程で本体部品を裏返して机上に置いてしまったり、ビス止め時にHUDパーツの位置を持って力を加えてしまったりすると、ほぼ間違いなく自重でHUDパーツを破損してしまうかと思いますので、くれぐれも取り扱いには注意して下さい。
工程⑥、⑦
「4-9 コクピットパーツ 右」「4-8 コクピットパーツ 左」をコクピットブロック内側に「はめ込む」とありますが…「はめ込める」形状になんてなっていません。(日本語は正しく使って欲しいですね…)
この工程は絶対的に接着する必要があります。
ただし力が加わる箇所ではないので、瞬間接着剤やエポキシ接着剤でなくとも良いかと思います。ここでは仕上がりの見た目もよく、扱いやすい「ハイグレード模型用接着剤」を使用することにします。
まずは「4-9 コクピットパーツ 右」「4-8 コクピットパーツ 左」の接着面が塗料で凸凹になっているので、ヤスリで平らに均してから接着剤を塗布して、コクピットブロックに接着します。
完成!
そうして出来上がった第4号の完成状態がこちらです。
F-2の特徴的な流線型のコクピットブロックと、美しい洋上迷彩のツートンカラーが映えるようになりましたね。
次回予告
次回は、第4号の冊子の内容をご紹介したいと思います…が、ここで物凄く気になる誤植を発見してしまいました。
第4号裏表紙に記載されているの第5号の発売日が本来「2月22日(火)」のところ、「3月1日(火)」になってしまっていて、第5号裏表紙に記載されているの第6号の発売日と同一になってしまっていますね。(こう言う「そこを校閲しなくてどこを校閲するの?」と言うレベルのミスがあると「この先大丈夫かな?」と心配になりますよね…)