Gacchi’s WORKSHOP

Let's create some fun.

F-2戦闘機をつくる《第16号》組立編

右側は緑の翼端灯

 皆さんこんにちは!がっちです。

 今回は右主翼裏パーツにステーションレールと翼端灯を組み込んでいく工程となります。

 第10号で組み立てた左主翼の翼端灯は赤色LEDで表現していましたが、右側は緑色LEDを使用します。これは国際法で定められたものを忠実に表現していることになり、こう言う細かいこだわりは航空機(戦闘機)ファンとしては嬉しくなりますよね。

開封の儀

 パーツの内容は第10号とあまり代わり映えしませんが、前述したLEDの色には明確な違いがあります。この後の点灯テストで確認してみましょう。

第16号のパーツ

 今回は細かいパーツが多くなっていますので、紛失しないよう十分注意しましょう。

今回使用するツール

  • ニッパー
  • デザインナイフ
  • ヤスリ
  • 万能接着剤

 左主翼の同工程と同じく、光ファイバーの切り口を綺麗にして導光効率を良くするためにデザインナイフを使用していますが、ニッパーで切り離して目の細かいヤスリで処理するやり方でも問題ないかと思います。

組み立て

 例によって細かい注意事項は第10号の組み立て記事でも触れていますので、気になる方はそちらも参考にしてみて下さい。

<公式組み立てガイド>

事前準備

 定番の作業となった樹脂パーツのバリ、ゲート後、パーティングラインのヤスリ処理を忘れずに行っておきます。

 LEDは必ず点灯テストをするようにしましょう。
 また、第13号の組み立て記事でも触れましたが、後になってLEDケーブルに色名を書いたマスキングデープを貼る指定がされると思いますが、点灯テストを行ったこのタイミングで貼ってしまう方が無駄がないので、済ませてしまいます。

このタイミングでLEDケーブルに色名のタグを付けてしまいましょう。

2⃣右翼端ステーションレールを組み立てる

工程①

 第10号とほぼ同じ工程ですので、改めて細かい注意事項を記載することは割愛させて頂きますが、パーツの向きには十分気をつけてはめ込みましょう。

短い方を下にして差し込みます。
工程②~③

 「16-1 右翼端ステーションレール」と工程①で組み立てたパーツで、「16-2 右翼端編隊灯」を挟み込むように組み立てます。(要接着)

3⃣ステーションレールを組み立てる

工程①~②

 ステーションレールの穴に「16-7 マグネット」(冊子では「磁石」と呼んだり、「マグネット」と呼んだり、統一性がないですね…)を仕込む際、第10号と同様に丸いマークがある方が見えない(奥側になる)ように組み込みます。

 …と言うか、よく見たら「丸いマークを奥側にする」と言う文章表現は一切なく、図解で指示線が引いてあるだけなんですね。不親切なガイドですが、皆さんは間違わないように気をつけて下さいね。

 その後、それぞれのマグネット穴にカバーパーツで蓋をします。

ステーションレール部分の完成状態。

4⃣光ファイバーを配線する

工程①

 「16-10 光ファイバー」の片端についている留め具から飛び出ている部分をデザインナイフもしくはニッパーでカットします。

工程②

 カットした光ファイバーの留め具がない方の端を「16-9 光ファイバー基部」の穴に通します。逆端の留め具が基部の穴にハマるように差し込み、「16-5 LEDライト(緑)」を基部に取り付けます。

工程③~④

 光ファイバーを右主翼裏パーツにセットし、光ファイバーの反対端を適切な長さでカットします。

工程⑤

 右主翼裏パーツに「16-6 LEDライト(白)」をセットし、組み立てガイドを参考にケーブルをマスキングテープで固定します。

工程⑥

 右主翼裏パーツにステーションレールを取り付けます。

 組み立てガイドでは接着の指示がありますが、左主翼の工程と同様に後で光漏れの調整をする為に、ここでは接着しません

完成!

 第16号の工程が完了すると、このような形になります。

一度経験した工程なので、かなり効率的に進めることが出来ました。

 しかし、ここである違和感に気付いたのです。

ステーションレール部分のマーキングが…。

 違いが分かりやすいように左右を入れ替えて撮影しているので紛らわしいですが、右側が左主翼、左側が現在組み立て中の右主翼になります。

 お分かりになりますでしょうか。左主翼のステーションレールにはタンポ印刷のマーキングがありますが、右主翼にはそれがありませんよね…。

 果たして、これは実機がそう言う仕様なのか、製品の設計もしくは製造工程のミスなのか…確認して見る必要がありそうです。続報をお待ち下さい。

次回予告

 不良品疑惑が浮上して、なんだか釈然としない結果となりましたが、今後の工程には影響しない部分なので、引き続き作成を続けて行きます。

 次回は、第16号の冊子の内容をご紹介したいと思いますので、どうぞお楽しみに!